Mercury(水星)
水星= Mercury
子供が母親との十分な時間を過ごしたのちに、発達してくる知性、コミュニケーションを司る天体です。
発達年齢領域は7歳―15歳です。ちょうど小学校に入り中学校を卒業するぐらいでしょうか。言語をつかって、家族以外の人たちとコミュニケーションを取ったり、学校の勉強などを始める頃です。
体を使って運動したり、コミュニケーションをするために話したり、聞いたりし始める時期でもあるので、水星は神経系とも繋がっており、聴覚、脳、呼吸器官なども体の領域とも繋がっております。運動神経なども一概にはいえませんが、水星も担当領域として存在している感じです。
地球からみると水星は太陽の周りを素早く行ったり来たりしているように見えるので、太陽の意思を月に伝えるメッセンジャーとされています。
そして、水星の神話は伝達の神ヘルメスであり、月の感情と太陽の情熱を繋げる役割を果たしています。
水星はインナーチャイルドがいるところでもあり、水星がしっかり使えていると太陽の意思を受け取り、自分の心に届けることも素早くできるようになります。
逆に、幼少期に辛い思いをしたりして、自らの幼少期の記憶に蓋をしてしまうと水星が動けなくなり太陽の意思を受け取ることができずに、自分の人生の目的を失ってしまうこともあります。
なので、自分のインナーチャイルドと仲良くして、常に水星が動ける状態にしていくといろいろな物事がスムースに進みやすいでしょう。いろんなものを運んできてくれます。
水星は占星術のホロスコープを読むときに特に、ほかの天体との絡みでいろんな表現をしてくる天体だといえるでしょう。
例えば太陽と水星が重なっている場合、昔は水星は太陽の熱に焼かれてしまって、言葉が重くなるといわれていました。実際はもっと深いお話で、水星の意志が太陽と同化すると思っていただけるとよいとおもいます。
太陽の意思をもった言葉しか発したくないという強い意思を、水星が太陽とともに持つのです。
水星が太陽から離れる最大度数は27.7度です。水星は太陽と同じ星座かその前後の星座にいます。水星が太陽から離れると太陽の意思から解放され、水星の意思を持ち、自由になり軽やかな言語表現になってきます。
そこにほかの天体などが絡むと、また多面的な表現をするようになります。
いろんな天体の意思を伝えてくれるメッセンジャーだといえましょう。
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水星のお話と絵 @naokoninaforrest
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