土星(Saturn)
土星
今世で自分の人生を最大限の能力で地球上で生かすために、非常に重要な役割を持っている天体です。
土星の持つ固める土のエネルギーは、地球上での制限と限界のエネルギーを見せてきますので、土星と触れている天体を経験している間は、非常に重たい経験をするようになります。
土星が示す、星座とハウス、そしてほかの天体の絡みからくる物語は、今世で自分が乗り越えようとしているカルマであり、自分がもっとも触れたくない苦手な領域でもあります。ですが、乗り越えようとしているのにはそこにはしっかりと理由があり、「乗り越えることで、眠っていた自分の本当の能力を目覚めさせ才能として使っていく」という素晴らしい星の物語があるのです。
発達年齢領域は55歳から70歳ぐらいとされていますが、土星を経験するのはずっと早く、土星と絡みのある天体の発達年齢領域で自分の苦手意識を感じ、自分の限界やエゴをみせられ、苦しみ、何度も何度もその向き合いをすることで、自分の苦手意識の克服や、エゴの手放しをして、土星の力を使えるようになっていきます。
逆に自分の苦手意識やカルマやトラウマから逃げていたり、闇の経験をしたときに、人のせいにしたり、外に理由をつけて自分のものとして受け止めないでいると、土星的カルマの経験は自分が乗り越えるまで何度も何度もやってきます。
土星は自分の内なる師みたいな感じでしょうか。
土星時期の経験は大我としての経験か、小我としての経験で大きく人生が分かれていきます。
自分の内なる師を自分のものとし、自分の真の能力を生かしてみんなの師になっていくか。
それとも、土星の制限を乗り越えずに、自分に封印、制限をかけたまま、固まっていくか。
自らが設定してきた封印をとくには、制限をかけている自分のエゴの言葉に気づき、手放していくことがカギとなります。土星的カルマの経験、闇の経験を今世で設定してきたのは誰でもなく自分自身であり、その闇の経験をしっかりと受け止めることで、闇を光に変換する力が出てきます。自分の真の能力として、光の活用していくために、土星は自らの闇を作り出し、外に反映させ、克服するまで何度も学びを見せてくれるのです。
土星とアスペクト(関係性)がある天体は闇の経験をしていきます。それらの闇の経験として、自分に対して劣等感を抱いたり、居心地の悪い経験したり、自分の不甲斐なさを感じたり様々ですが、自分の闇を受け入れ、苦手意識を克服し、どんなときも自分自身を見捨てない愛の選択を繰り返していくなかで、土星の本当の姿が輝き始めます。
闇を見せてくれていた、自らの師と統合することで
「自分が苦手だったと思っていた分野は、実は天から授かったギフトだった。」
という闇から光の転換が起きるのです。
土星との絡みが多ければ多いほど、若いころは制限を感じ、重く、なかなか軽やかには動けませんが、その苦しい経験をとおして、しっかりと地球に根の張った真の能力が発揮し始めるのです。
土星の闇から光の転換のストーリーは非常に壮大で、ドラマティックです。
この後でお話しする、人間の集合意識や宇宙意識をもった3つの天体、天王星、海王星、冥王星などの無限に広がる人知を超えた意識をこの地球上で活用していくためには、秩序的な土星のエネルギーが必要です。土星の秩序性、忍耐力、固める力があって、初めて大きな意識を地球に落とし込み、現実レベルで活用していくことが可能となります。
忍耐力や努力、継続していく力、我慢づよさなども土星の管轄です。
木星と土星は相反するエネルギーですが、どちらも宇宙意識と個人意識を繋げるために必要なエネルギーとなります。
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